センター長ご挨拶

先端創薬イノベーションセンター長

長崎大学は、大学における基礎研究や応用研究に基づく知的財産を活用し、製品や商品開発などを介して社会貢献することを一つの目標としています。

長崎大学は歴史的にみて、日本における医学発祥の地であり、長く日本の医療を先導してきました。

この伝統的な強みを生かし、医学医療を中核とした社会貢献を目的とし、先端創薬イノベーションセンター(Nagasaki University Medical Innovation Center(NU-MIC「ニューミック」)を平成24年1月17日に立ち上げました。

このセンターの目標は、長崎大学の有する医学、薬学、工学などの知を総合的、有機的に結集し、創薬並びに医療と健康に係る医療製品や商品(医療イノベーション)を効率的、効果的に開発するためにサポートすることであります。

その役割は多岐にわたり、創薬及び医療イノベーションのテーマに関する情報収集、その活用、情報の発信、各研究テーマに対する助言・支援、研究者のマッチング、啓発活動などであります。

また、学内における創薬や医療イノベーションに係る治験や臨床研究を活発に推進するため長崎大学病院臨床研究センターと連携して行きます。

更に、長崎県医師会のながさき治験医療ネットワークと連携し、長崎県下における治験の活性化に寄与します。

これらの活動を通じて、創薬及び医療イノベーションテーマの研究開発を効率的に進め、早期の臨床開発、早期の上市を図り、社会貢献に資するものであります。

その目標の達成には、長い時間と莫大な資金が必要となりますが、短期・中期・長期テーマの区分けを行い、それぞれの戦略を構築し、シームレスな開発を進めます。

そのために、長崎大学の有する英知と人材を結集するオール長崎大学の挑戦と位置付けます。