先端創薬イノベーションセンター(NU-MIC)について

平成24年1月、「先端創薬イノベーションセンター」は長崎大学から創薬を生み出すことを目標とし、学内シーズの創薬開発を迅速にシームレスに支援するために設立されました。

創薬の開発には、基礎研究→開発試験→臨床研究→治験→承認という全ての開発過程をクリアすることが必要であり、シーズから新薬として承認される道のりは非常に長く困難で、多くの資金が必要です。特にアカデミアは研究者・研究室単位で開発を進めていくために、開発の次の段階にステップアップするのは容易ではありません。

そこで長崎大学では、学内におけるシーズ発掘から治験まで、組織横断的な体制で支援を行うため「先端創薬イノベーションセンター」を構築するに至りました。

本センターは、シーズ創出を支援する基礎創薬部門、橋渡し研究を支援する臨床創薬部門、臨床研究・治験の実施を支援する臨床試験部門及び技術移転・産学官連携を支援する創薬支援室から構成されています。各部門が連携協力し、創薬及び医療イノベーションテーマの研究開発を効率的に進め、早期の臨床開発、早期の上市を目指します。

また、長崎県医師会が事務局を務める「ながさき治験医療ネットワーク」と連携し、地域における治験・臨床研究の促進活動と人材育成に取り組んでいます。

これらの活動を通じ、『長崎大学から創薬』を目指していきます。