かつて薬の多くは天然物に由来するものでしたが、化合物の合成技術の進歩により、近年では人工的に合成した低分子化合物が薬の候補物質の主役となっています。また最近では、抗体製剤が新薬開発の中心に躍り出てきました。しかし、当然ながらどちらも万能ではなく、新たな薬の候補物質の探索が今も続けられています。そのなかで再び注目されているのが天然化合物です。天然には人類のアイデアや技術では合成できない化合物がまだたくさん存在しています。また、例えば低分子化合物では阻害しにくいタンパク質間相互作用などを阻害できる「中分子」と呼ばれる比較的大きな分子がこのところ特に脚光を浴びていますが、天然にはそのような分子が豊富に存在しています。本プロジェクトではこのような天然化合物から薬を創製する一連のプロセス（天然物創薬）を中心に支援していきます。
2022年度よりスタートした第2期BINDS事業（BINDS Phase II）では、天然物創薬を推進する北海道大学、北里大学、長崎大学の3大学が連携し、さまざまな角度からより集学的に天然物創薬を支援する体制を構築しました。
→ AMED BINDS事業についてはこちら：https://www.binds.jp
第1期BINDS事業においても3大学それぞれが独自のライブラリーを活用した創薬支援を行ってきましたが、支援を希望される方には、それぞれの大学と個別にコンサルティングを行っていただく必要がありました。そこで今回は、3大学のいずれかご興味のある大学にアプローチしていただけば、ご希望に応じて他大学の支援もシームレスに受けられる体制としました。また、支援課題の進行状況によっては、こちらから他大学のライブラリーの使用を提案させていただくこともあります。
3大学それぞれ独自のライブラリーを活用して創薬支援を行っています。
興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。
北海道大学
北大ライブラリー
中分子、既存薬、核酸、ペプチド、漢方薬成分などから、支援希望者のニーズに合わせてライブラリーを提供します。また、創薬相談会・化合物評価系構築およびヒット化合物評価等のスクリーニング支援等、創薬に関する支援をシームレスに行っています。
● 代表者：前仲 勝実（大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター）
● 詳細はこちらへ：（URL準備中）
● お問い合わせ先：screening[a]pharm.hokudai.ac.jp
（[a]を@に変換して下さい。）
中分子天然物ライブラリー
中分子を中心としたヒット化合物に対して、基盤技術であるビルドアップライブラリー法を適用することで、誘導体ライブラリーへの変換を支援します。簡便な操作により、多検体の誘導体を供給することができます。
● 代表者：市川 聡（大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター）
● 詳細はこちらへ：https://www.binds.jp/supports/E1-1
● お問い合わせ先：ichikawa[a]pharm.hokudai.ac.jp
（[a]を@に変換して下さい。）
北里大学
大村天然化合物ライブラリー
日本各地から収集した糸状菌および放線菌の培養液より単離した天然物 約760化合物およびその合成誘導体 約3000化合物で構成される化合物ライブラリーです。この「大村天然化合物ライブラリー」ならびに「大村微生物培養液ライブラリー」をスクリーニング用に提供します。さらにヒット化合物の大量供給、構造最適化を支援します。
● 代表者：廣瀬 友靖（大村智記念研究所）
● 詳細はこちらへ：http://seibutuyuuki.sakura.ne.jp/BINDS2/
● お問い合わせ先：thirose[a]lisci.kitasato-u.ac.jp （廣瀬）
（[a]を@に変換して下さい。）
長崎大学
海洋微生物抽出物ライブラリー
長崎の豊富な海洋資源を創薬に活用することを目的に構築したライブラリーです。微生物の抽出物をそのままライブラリー化しているため、未知の化合物が見出される可能性があります。支援の際には、ライブラリーの提供だけではなく、スクリーニング、さらにはヒット抽出物からの活性化合物の単離・同定までを支援します。
● 代表者：武田 弘資（先端創薬イノベーションセンター、医歯薬学総合研究科）
● 詳細はこちらへ：https://www.numic.nagasaki-u.ac.jp/binds.html
● お問い合わせ先：takeda-k[a]nagasaki-u.ac.jp（武田）
（[a]を@に変換して下さい。）
2022年度よりスタートした第2期BINDS事業（BINDS Phase II）では、天然物創薬を推進する北海道大学、北里大学、長崎大学の3大学が連携し、さまざまな角度からより集学的に天然物創薬を支援する体制を構築しました。
→ AMED BINDS事業についてはこちら：https://www.binds.jp
第1期BINDS事業においても3大学それぞれが独自のライブラリーを活用した創薬支援を行ってきましたが、支援を希望される方には、それぞれの大学と個別にコンサルティングを行っていただく必要がありました。そこで今回は、3大学のいずれかご興味のある大学にアプローチしていただけば、ご希望に応じて他大学の支援もシームレスに受けられる体制としました。また、支援課題の進行状況によっては、こちらから他大学のライブラリーの使用を提案させていただくこともあります。
3大学それぞれ独自のライブラリーを活用して創薬支援を行っています。
興味のある方は、是非お問い合わせ下さい。
北海道大学
北大ライブラリー
中分子、既存薬、核酸、ペプチド、漢方薬成分などから、支援希望者のニーズに合わせてライブラリーを提供します。また、創薬相談会・化合物評価系構築およびヒット化合物評価等のスクリーニング支援等、創薬に関する支援をシームレスに行っています。
● 代表者：前仲 勝実（大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター）
● 詳細はこちらへ：（URL準備中）
● お問い合わせ先：screening[a]pharm.hokudai.ac.jp
（[a]を@に変換して下さい。）
中分子天然物ライブラリー
中分子を中心としたヒット化合物に対して、基盤技術であるビルドアップライブラリー法を適用することで、誘導体ライブラリーへの変換を支援します。簡便な操作により、多検体の誘導体を供給することができます。
● 代表者：市川 聡（大学院薬学研究院 創薬科学研究教育センター）
● 詳細はこちらへ：https://www.binds.jp/supports/E1-1
● お問い合わせ先：ichikawa[a]pharm.hokudai.ac.jp
（[a]を@に変換して下さい。）
北里大学
大村天然化合物ライブラリー
日本各地から収集した糸状菌および放線菌の培養液より単離した天然物 約760化合物およびその合成誘導体 約3000化合物で構成される化合物ライブラリーです。この「大村天然化合物ライブラリー」ならびに「大村微生物培養液ライブラリー」をスクリーニング用に提供します。さらにヒット化合物の大量供給、構造最適化を支援します。
● 代表者：廣瀬 友靖（大村智記念研究所）
● 詳細はこちらへ：http://seibutuyuuki.sakura.ne.jp/BINDS2/
● お問い合わせ先：thirose[a]lisci.kitasato-u.ac.jp （廣瀬）
（[a]を@に変換して下さい。）
長崎大学
海洋微生物抽出物ライブラリー
長崎の豊富な海洋資源を創薬に活用することを目的に構築したライブラリーです。微生物の抽出物をそのままライブラリー化しているため、未知の化合物が見出される可能性があります。支援の際には、ライブラリーの提供だけではなく、スクリーニング、さらにはヒット抽出物からの活性化合物の単離・同定までを支援します。
● 代表者：武田 弘資（先端創薬イノベーションセンター、医歯薬学総合研究科）
● 詳細はこちらへ：https://www.numic.nagasaki-u.ac.jp/binds.html
● お問い合わせ先：takeda-k[a]nagasaki-u.ac.jp（武田）
（[a]を@に変換して下さい。）
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